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ピュアな出会いを探すこと、援助交際には反対の立場で

ラブサーチ(love search)や他の優良出会い系サイトを使い、真剣な出会い・ピュアな出会いを探すことにはもちろん賛成しますし、応援する立場ですが、一時社会現象とまでなった援助交際目的で使用するのは反対です。このページは、そんな援助交際を防止することを目的とするページです。

援助交際の実態を調べた本や、テレビ番組を見て何よりも驚くのは、ごく普通の少女たちが、何のためらいもなく援助交際をして、それで得たお金で「今」を楽しんでいるという、彼女たちのその明るい姿である。「悪い」ことをしているのだから、多少は罪悪感や後ろめたさ、反抗心などを表明してもいいはずなのだが、「誰にも迷惑かけてないじゃん」とか、「何がいけないの?」などと、本心なのか開き直っているのか、とにかく少女たちの姿はとても明朗で快濶に映ってしまいます。大抵の大人は、そのような姿を見て大きく動揺するでしょう。

ここで問題としているのは主に女子中高生の援助交際ですが、彼女たちは一見すると、とにかく元気だし、自立しているように見えます。お金はたくさん持っているし、大人に対しても動じることはない。そんな彼女たちは一体何を考え、どう生きているのでしょう。そしてその明るさは一体何を意味しているのか、それを明らかにすることをこのページの課題としました。このページによって援助交際をより深くとらえることができるのではないかと思っています。

もちろん援助交際をする子を持つ親としても「好きにしなさい」などとは言っても、やめてほしいのが本音でしょう。だからといって説教をするだけでは、彼女達はやめたふりをして、親にばれないようにより巧妙にやるようになることは容易に想像がつく。どれだけ注意しても、するすると逃げていく彼女たちに、親の苦労は並大抵ではないでしょう。ここでは、彼女たちの身近にいる大人たちに向けて書くことにした。援助交際の悪について、真剣に考えてみる機会にして下さい。

ラブサーチや他の優良出会い系サイトで、是非、真面目な出会いを探して下さい。

援助交際の実態

ラブサーチ攻略術でわざわざ説明するまでもなく、援助交際の中心をなすものは言うまでもなく「売春」でしょう。現在、日本で知らない人はいないのではないかと思うぐらい浸透し、定着した言葉です。いつ頃から使われだしたのかはわかりませんが、96年には新語・流行語大賞に選ばれてメディアで隆盛を極め、最近では若干下火になったかなと思わせたが、携帯電話や出会い系サイトの問題で再び話題になりました。

しかし、それもつかの間で、現在では援助交際を話題にした記事や、番組を見ることもほとんどなくなってしまいました。しかし、援助交際を扱った本を読んでみると、その実態が非常に進んでいることを感じます。おじさんとデートをしてお金をもらうは言うに及ばず、売春なんて当たり前、薬にまで手を出してしまっている少女もいます。そして、援助交際にからんだ殺人事件まで起きているのです。

それでは、一体どれほどの少女たちが、援助交際などの性に絡んだ行為をしているのでしょうか。
ある資料によれば、93年において都内のある女子高では、クラスで10人がブルセラショップでパンツを売った経験があり、当時のテレクラ、ツーショットはほとんどの生徒に利用経験があった。94年において多摩地区のある女子高では、2年生の約20%がテレクラ、ツーショットでバイト経験があり、都内のある私立高校では援助交際を経験していない女子生徒の方が少なかった。都内のQ2伝言ダイヤルのメッセージの9割が女子中高生で占められ、その半分以上が売春志願であったのです。これらのことは、援助交際が決して一部の「不良」少女によるものではなく、ごく一般の女子中高生たちにも広がりを見せていることを意味しています。

しかし、東京都では1997年に「テレクラ・デートクラブ規制条例」、「青少年健全育成条例」に「買春処罰規定」が、1999年には「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」が制定されたこともあり、現在では実態は変化していると思われるが、携帯電話を媒介として進行していることは容易に推測できます。

では、そんな、彼女たちを虜にしている援助交際とは一体どれほどオイシイのでしょうか。
ある資料によれば、投稿雑誌の撮影会のギャラは、ブルマーで約2万円、下着でビデオ出演になると一回約5万円。中学3年生の○○ちゃんは、基本はフェラなしキスなしで5万円、多いときは1日3人の男を相手して、月に40万から50万を稼ぐ。これまでに数十人の男を相手にしてきた。高校1年生の○○ちゃんは月30万円でパパとの交際を成立させた。高校2年生の○○ちゃんは、最初は地味に店員のバイトをしていたが、友達がデートクラブで1時間5千円を稼いだことを聞き、自らもデートクラブへ行った。誰かが制服を売ったと聞けば、保健室にあった制服を盗み、8万円で売った。パンツなんてごみみたいなものだからと、パンストを1枚1万円で売り、生理中のパンツまでも売るようになった。

社会問題となった頃のこととはいえ、現在も、出会い系サイトやSNSなどの非出会い系サイトを介し、援助交際が行われていることは明らかでしょう。

援助交際をする少女

援助交際をする少女たちとはどのような少女なのでしょう。ある資料では一目見て援助交際をしているとは想像できないような、ごく普通の少女たちだそうです。これは、学校との無用な摩擦を起こさないように校則を守っていると考えれば当たり前の結果であるとも考えられるが、それなりに高偏差値の学校で、授業をサボることもない。いかにもギャル風に髪を染めているわけでもなく、ピアスもつけていないし、ブランド品で身を固めているわけでもない。そんな少女の「ピュアさ」が買う男の欲望をそそるのですが、このギャップには普通の大人なら動揺を隠せないでしょう。

家族については、親はそれなりに裕福で、目立った家庭問題もないし、小遣いもそれなりにもらっている。親にお金をかけさせたくないから自分で稼ぎ、ばれたら親がかわいそうだから、ばれないように気を使っている。親思いを装いつつ、親をナメている。彼女たちは、「お金を得る」という目的の達成のためにとことん合理的に行動している。反抗心をあらわにした非行少年たちよりもずっと洗練されているようにも感じます。

中学3年生の○○ちゃんは、家族の幸せを願ってはいるが、親の気遣いはウザいし、親のつまらなそうな生活を見ては、自分は親とは違う生き方をしたいと思っている。自分たちは遊び上手だから、親にも上手な遊び方を教えてあげたいと思っている。熱い人生を送りたいと、将来には前向きで、夢もある(『援助交際』)。

少女たちは、家族に対しても、自分の身体に対しても、どこか他人事のように思っているのではないかと思われる。自分の身体を自分と切り離した感覚でいれば、どこまでも自虐的になれる。しかし、それが自己肯定感の低さを根にもっているかというと、それもまた疑問です。

援助交際をする理由

少女たちが援助交際に手を染めるきっかけは、街で声をかけられたり、お金がどうしても欲しくて自らテレクラなどを利用したりするのと、やはり友達からの情報によるところが大きいと考えられます。しかし、それは一面において、非行文化への接触とそれへの同調行動や、他者親和欲求の表れであることを意味しません。ブランド志向や流行は非行文化ではないし、そんなものは一般の少女たちでも追いかけています。援助交際をしている他の子に対しても、「したい人は勝手にやれば」という感じなのである。少数の非行少女と同じ価値観を共有したいがために援助交際をするわけではないのです。むしろ、友達をお金を得るための情報源として積極的に利用しているのである。援助交際はあくまで自分だけのためにしているのである。

きっかけはこのようであっても、それがそのまま援助交際を続ける理由にはならないでしょう。彼女たちはなぜ援助交際を続けるのでしょうか。そして、なぜここまで女子中高生に浸透したのでしょうか。
意外な盲点として考えられるのは、援助交際は、思ったほど危険性が高くはないということです。なぜそのようなことがいえるのかというと、まず買う男の側から考えてみましょう。買う男の主な目的は、少女とのセックスを成功させることです。満足のいくセックスをするためには、少女との良好な関係が維持されなければならない。そのために、男は努めて紳士的に振舞わなければない。また、買う男の多くが、比較的温厚ないわゆるおたく系であったり、報道からわかるように、サラリーマン、教師、警察官、裁判官などの、職種上ばれると社会的責任を負う人たちであったりするからです。このような人たちにとっては、できるだけばれずに援助交際を成功させることが最大の課題となる。このようなことから、安全な方向に慣性が働くことが容易に推測できます。

また、彼女たちも危険を回避するために努力をしています。確かに、援助交際は少しの我慢で大きな報酬を得られるが、一般のアルバイトに比べると、殺人、レイプ、妊娠、性病などのリスクは大きい。そこで彼女たちは、友人を通じて様々な情報を入手し、考えられる危険はできるだけ除去するのです。あまりにもおいしい話には乗らないし、待ち合わせをしても、きちんと相手の風貌を確認してから対面するのです。

ただ、妊娠に関していえば、援助交際におけるセックスよりも恋愛におけるセックスのほうがその可能性は遥かに高いということがいえます。なぜならば、援助交際におけるセックスは、お金を手に入れる手段であり、彼女達もできる限り余計な問題は引きずりたくないので、契約の段階でコンドームを使用することを条件にする。買う男の側も、契約違反をすることは即セックスが拒否されることを意味するし、良好な関係も崩れるので、初めから破る意図がない限り約束は守る。つまり、援助交際におけるセックスは、コンドームをつける方向に心が働くのです。

しかし、恋愛におけるセックスは、金ではなくお互いが快楽や一体感を得ることを目的とします。そうなると、ゴム一枚の隔たりが目的の妨げとなるので、どんなにわかってはいても生でやりたいという衝動に駆られてしまう。つまり、恋愛におけるセックスは、コンドームをつけない方向に心が働くのです。

以上の理由から、妊娠の危険性は援助交際よりも恋愛の方がはるかに高いということは、少し推測すれば当然に帰結します。もちろん、ラブサーチを真面目に使える普通の大人であれば。推測などしなくても経験的に御存知だとは思うが。

援助交際の魅力

少なくとも、少女たちが「援助交際はそれほど危なくない」という認識がある、という消極的な理由だけで援助交際を続けている理由を説明することは、少々説得力に欠ける。援助交際を積極的に続けているということは、彼女たちにとってそこに何かしら意味があるのではないでしょうか。あるいは、そこに何か魅力を見出しているのではないでしょうか。

しばしば大人たちは子どもの非行をゲーム感覚と批判的にとらえることがあるが、それはまったくの事実誤認で、その場しのぎの詭弁に過ぎません。虚構と現実の区別くらい彼女たちはつけています。ゲームと非行を結びつけることは、ただ何となくゲームをしてほしくない親の単なるぼやきの裏返しでしかありません。

これをふまえて援助交際を考えてみると、あくまで援助交際はお金を得るのが目的だが、予想される危険を回避し、より多くのお金を効率よく得るためには、どのような手段が最も適切か、それを選択したり、交渉の段階で、相手がどれほどお金を出せるのかを見極めたり、相手からの譲歩を引き出したりと、かなりの工夫を必要とすします。このような努力によって大金を手に入れたときの達成感がたまらないのでしょう。このように、援助交際という「仕事」は、収入のギャンブル性や、工夫のしようによっては大金を得ることができるというところに計り知れない魅力があるのです。また、彼女たちにとって交際相手のおやじは単なる性欲にまみれたケダモノであり、財布に過ぎないから、そんな人間から得たお金にたいした価値はないと感じるので、心置きなくお金を使い尽くすことができます。

さらに、援助交際の面白さを引き立ててくれるものがいくつか考えられます。
援助交際においては、交際相手の決定権は女性にもあるので、顔立ちや、コミュニケーションがうまくいきそうな相手を選び、交際相手は主に30代以上の男性なので、そのような男性との交渉をリードして自分のペースにもち込み、希望の額を受け取ることで男を手玉にとった感覚を持てるし、援助交際はしばしば社会のアンダーグラウンドをイメージさせるから、アングラの人たちから様々な情報を得ることで、自分たちは社会の裏事情を知っていると錯覚し、そこで巧みに援助交際をして主体的に行動することで、表社会で生きている人たちに対して何となく優越感をもった気になれる。

また、そこで得た情報は公にすることができないので、自分たちは秘密の情報を握っているという感覚が、言いようのないワクワクした気持ちにさせる。皆さんも小さい頃によく「いけない」秘密をもつことにあこがれ、それをもつことで何も知らないよい子ちゃんたちに優越感を感じたことはないでしょうか。それと同じことです。そのような秘密は、援助交際に関する情報のみならず、麻薬・覚せい剤をもつ秘密にまで及んでいます。

このような「ゲーム」で得られる、退屈な日常から離れたイマジネーション溢れる非日常的でスリリングな体験も、援助交際の魅力と考えられます。
つまり、彼女たちはイマジネーションを働かせ、持てる力を精一杯発揮して「今」を豊かに生きているのです。これが、彼女達の明るさとして私たちの目に映るのである。このことは言うなれば、イマジネーションは人の心を開放し、豊かにするのではないでしょうか。

続く